会報 第2513回例会 2022年10月 5日

第2513回例会 会報
2022年10月5日(水)

例会場:青葉台フォーラム / 時間:12:30~13:30

会長:高嶋淳二 / 幹事:平田恵介
司会:齋藤光宏 SAA / 点鐘:清水裕之 直前会長

≪発行 クラブ研修・広報・会報委員長:田邊雅子≫


卓話

これからの老人会について

池上啓二 様
[青葉区老人クラブ連合会 会長]


ゲスト


池上啓二 様
[青葉区老人クラブ連合会 会長]

ビジター


該当者無し

会員誕生祝


該当者無し


 

斉唱

『君が代』

『奉仕の理想』

 

紹介・挨拶・お祝い・表彰等

ゲスト紹介

池上啓二 様
[青葉区老人クラブ連合会 会長]

 

ビジター紹介

該当者無し

 

 

会員誕生祝

該当者無し

 

 

パートナー誕生祝

田中孝 会員・パートナー 幸 様

 

会長報告

清水裕之 直前会長

本日、高嶋会長欠席のため事前にお預かりした原稿を代読させていただきます。


会長報告:「抜萃のつづり」から

金庫の製造で有名な熊平製作所をご存知かと思います。
令和4年で創業124周年の企業です。
会員の皆様にはそのクマヒラの会長の編纂による「抜萃のつづり」という冊子が配られています。
その中から一つ紹介させていただきたいと思います。

タイトルは、「失敗してもいい。“普通”になるな」 天達 武史(あまたつ たけし)

朝の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系列)では、キャスターの小倉智昭(おぐらともあき)さんの呼びかけで、僕のお天気コーナーが始まります。
まさか自分が気象予報士になるなんて!しかも、こうしてテレビに出演させていただくことになるなんて!
かつての自分には想像すらできませんでした。
二十代半ばの頃、僕は、学生時代からアルバイトをしていたファミリーレストランで働いていました。ちゃんと就職しなきゃと思いながらも、自分に何が出来るのか、何がやりたいのか、がわからなかったんです。
若いバイト仲間が次々と仕事を見つけて巣立つなか、僕だけが将来の夢や目標を見つけられず中途半端。
そのうえ、まだ実家暮らしで、自立さえおぼつかない状態でした。
「自分はダメだ。社会に不必要な人間なんじゃないか」
劣等感の塊で、ずいぶん思い悩みました。
そんなとき、たまたま新聞で知ったのが、気象予報士の資格でした。実は、働いていたファミレスが海辺のリゾート地にあったので、お天気とはまんざら無縁ではありませんでした。晴れか雨かで客足が全然違うんです。
仕入れも担当していた僕にとって、天気予報は、食材を過不足なく注文するための大切な情報源。気象予報士を目指そうと思ったのは、それがきっかけでした。

七度目の挑戦で、気象予報士に

ただ、もっと大きな理由もありました。
そもそも、それまでの僕には大きな成功体験がありませんでした。小学校の頃は、自由研究の発表で頭が真っ白になって何も言えなくなるし、中高生時代は野球部でしたが、練習では打てても試合になるとまるでダメ(笑)。マイナス思考で、チャンスが来ても不安ばかりがふくらんで、結果が出せないんですね。
あえて超難関と言われる気象予報士を目指したのは、そんな自分を変えたかったからでした。この狭き門を  突破できれば、少しは自分に自信がつくのではと思ったんです。
けれど、勉強は想像以上に大変でした。テキストを開いても、答えがわからないどころか、問題文すら理解できないんです。まず、用語を辞書で調べて漢字にルビを振る。それから小学四年生向けの算数ドリルを買ってきて勉強し直すなど、初歩の初歩からのスタートでした。結局、試験には六回落ち、七回目の挑戦でやっと合格通知を手にしました。
途中であきらめなかったのは、ここでやめたら、また同じ人生の繰り返しだと思ったからです。まあ、一番の  理由は、気象予報士養成講座の受験料を三十万円も払ってしまって、後に引けなかったからなんですが(笑)。

雨が降らなければ、虹は出ない

「とくダネ!」のお天気キャスターに抜擢されたのは、日本気象協会に就職してすぐの頃でした。あがり症で  本番に弱い僕ですから、最初はもうボロボロ。

でも、当時のプロデューサーが言ってくださった一言が、僕を救ってくれました。
「失敗してもいい。“普通”になるな」
暗記したことをアナウンサーのようにスラスラうまくしゃべれても、それでは人の心に残らない。それより失敗してもカッコ悪くてもいいから、自分の言葉で誠実に伝えることの大切さを教えてくださったのです。
ハワイの人々は「ノー・レイン ノー・レインボー」という言葉をよく使うそうです。雨の日は憂鬱ですが、雨が降らなければ虹は出ません。人生にたとえれば、辛いことの後には、きっと幸せがやってくるはずです。
僕の人生、まだ大きな虹がかかったわけじゃありません。でも、「自分に生きている価値があるのか」と苦しんだ日々を振り返れば、力不足でも仕事をできている今が幸せです。小倉さんの「あまたつッ!」のかけ声から始まる、この一日一日が「虹」なのです。
お天気キャスターになって十五年、不器用な僕でも少しずつ仕事に慣れました。慣れた今だからこそ、「“普通”になるな」の言葉が身にしみます。うまく言っても慢心せず、今日が初めてのように一生懸命伝えたい。
そうやって小さな虹を積み重ねることが、やがて大きな虹につながるのだと思います。

(あまたつ たけし=気象予報士・PHP「心が『前向き』になるいい言葉」3年2月号)

 

幹事報告

平田恵介 幹事

 

 

委員会報告/会員報告等

社会奉仕委員会

篠田正道 委員長

3年ぶりに開催される「緑区民祭り」。
四季の森公園の緑豊かな自然の中で、緑区民の皆さんにポニー、シロヤギ、ウサギ、アヒルなど約70頭の動物とのふれあいを通じて、地域の子供さんたちにアンチゲーム脳的なゆったりとした心を取り戻す知育徳育の場を提供する奉仕活動となることを期待します。

当日参加される17名の方は9時に「しょうぶ池広場」にお集まりください。出欠確認後入館証となるリストバンドをお渡しします。当日お子さんの誘導をしていただく桐蔭学園インターアクト部の生徒さんにもリストバンドを人数分お渡しします。

尚、雨天中止の場合は当日朝6時半に横浜緑ロータリークラブホームページに掲載します。

 

会員報告

齊藤清紀 会員

 

出席報告

斎藤光宏 出席委員

今回出席状況
会員情報 在籍会員 出席 MU済 ビジター ゲスト
会員総数 24 12 2 0 1
(内 出席免除会員数) 5 2

 
ホームクラブ出席率 外部参加者
対象 会員数
(男/女)
出席率 正会員
出席
免除会員
出席
Make-up
会員
ビジター ゲスト
今回 24 (20/4) 66.67 % 10 2 2 0 1
前回補正後 24 (20/4) 90.91 % 16 3 1 0 2
前々回補正後 24 (20/4) 82.61 % 14 4 1 0 0
 

スマイルレポート

スマイル 12 件

ニコニコ

浅井優子 会員 池上様、本日はようこそお越し下さいました。卓話 お願い致します。
槍田祥一郎 会員 池上様、本日はようこそいらっしゃいました。卓話よろしくお願いします。
大地哲郎 会員 青葉区老人クラブ連合会会長 池上 啓二様、本日はようこそいらっしゃいました。
小八木隆男 会員 池上様、ようこそ。本日の卓話宜しくお願い致します。
齊藤清紀 会員 池上様、ようこそいらっしゃいました。本日の卓話 宜しくお願い致します。
齋藤光宏 会員 青葉区老人クラブ連合会会長 池上 啓二様、ようこそお越し下さいました。本日の卓話 よろしくお願いします。
篠田正道 会員 池上様、ようこそおいで下さいました。本日は卓話よろしくお願い致します。
清水裕之 会員 池上 青葉区老人クラブ連合会会長、ようこそいらっしゃいました。本日の卓話よろしくお願いします。
田邊雅子 会員 池上 啓二 青葉区老人クラブ連合会会長、今日は卓話をよろしくお願いします。
平田恵介 会員 池上様、ようこそ。卓話よろしくお願い致します。
舟橋金之介 会員 青葉区老人クラブ連合会会長 池上 啓二様、ようこそいらっしゃいました。本日の卓話 宜しくお願い致します。
村松勇治 会員 池上様、ようこそ。私は、首が痛くて年内はネクタイ出来そうにありません。
 

卓話

卓話者紹介

齋藤光宏 会員

 

これからの老人会について

池上啓二 様
[青葉区老人クラブ連合会 会長]

本日は、お招きいただきありがとうございます。
私は青葉区老人クラブ連合会の会長の池上です。

私と老人会のかかわりは、老人会のない町会、自治会が存在することを知ったときに、その地域に暮らす方々が家でこもっていては気の毒であると思い、同じ自治会に暮らす方でなくとも、1町会5自治会に暮らす方であれば誰でも参加することのできる老人会を作りたいと思い至ったことがきっかけです。
老人会は、自治会などから助成金を受け取ると、そのエリアに暮らす方しか参加できなくなるので、私の会では会費のみで運営することとしています。これにより会員が隣町の方を連れてきても入会できるようにしています。

老人会毎の活動内容は様々ですが、私の所属する会では次のような活動を行っています。
ゲートボール大会、社交ダンス、囲碁や将棋、俳句の集いなど、老人会といえばといった活動も行っているところですが、最近では、ペタンク、吹き矢、ノルディックウォーク、ボーリング、モルックのような新しい競技も出てきています。パラリンピック競技種目となっているボッチャをする方も出てきており、老人会の活動は少しずつ変わってきています。

老人会の会員の推移としては、増えたり減ったりといったところです。会員数が一定以上となると市より表彰される制度があります。
青葉区老人会では、78クラブ、会員数5018人が今年度は78クラブ4520人です。平成12年頃に4000人台と減少した後、また5000人台と増え、ここ1・2年は4000人台に落ち着いています。 お配りした人口統計資料をご覧頂くと、高齢者の数は増え続けていますが、青葉区老人会の会員の数は増減があります。
理由としては、(地域差はあると思いますが)青葉区では、老人ホームが増えたりカルチャーセンター等、老人を受け入れる場所が多いからではないかと考えています。老人とはいえ、自由に選択・行動ができない活動には人は集まらないように思います。また、このところ、70歳、75歳でも働きに出ている方も増えており、所属する会員の平均年齢が約82歳という会も出てきており、会員の高年齢化という傾向もあるようです。
コロナ禍では、活動が非常に制約されました。高齢者には持病のある方が多く、感染対策にもっとも注意をしなければならない団体の一つだからです。ただ、活動の縮小されたことにより、老人会の活動に参加しなかったことで会員の体力が落ち、施設に入所することとなったり、デイサービスのお世話になるような方が増えたように思います。その意味で老人会はお役に立てているという認識はあります。
会員増加策として、私の所属する会の地域に寺家ふるさと村があり、内墓に元会員のお墓があるので、お線香をあげるついでに会報を配って歩くということをしています。できることを何でもやっていくというスタンスです。

ここ何年か前から、友愛活動に力を入れています。
この活動は、以前から、元気な会員は、足の不自由な会員や一人暮らしの会員のお手伝いをしようとはたらきかけを行ってきましたが、最近ではそれが根付いてそれぞれがお互いを助け合う関係を持てるようになってきています。
今は介護保険がありますが、介護と世話は違います。介護は科学的な方法で必要な手立てを行なうことだとしたら、世話はそれ以外の情の部分ということになると思います。
私は、母親を16年間、104歳までみました。要介護5でした。親ですからそれは介護ではなく世話でした。情による世話は、知っている者同士であるからできることです。
他人の世話をするにはきちんとした資格をと、今年介護の資格を取得しました。ヘルパー2級と同格のもので、介護とは科学的であると感心しましたが、やはり情によるものは別と理解しました。
これまでは、老人会は楽しんで帰る場所でありましたが、会員の平均年齢の高齢化や、感染症対策による活動の制限により、楽しむ会から助け合いの会になっていくのだろうと考えています。身近な自分のことをよく知ってくれている者同士の助け合いが大事になってくるだろう、それがこれからの老人会の役割になってくるだろうと思います。
私が連合町会の副会長をしていたときに、ケアプラザの活動の中で「ちょこっとボランティア」を立ち上げ活動しました。
無料ではかえって頼みづらいと有料にしましたが、有料にはマイナス要素もあります。例えば、ごみ出しのボランティアをしたときに、二世帯住宅の親世帯からの依頼でありましたが、町会に有料で頼んでいることを子世帯が知ったら、親子関係に溝ができるのでは?という意見がありました。
最後に、老人会の活動の中心は女性です。世間では、女性の活躍推進ということが言われ続けていますが、本当にそのとおりだと思います。
老人会でも70台、80台の女性がパソコンを使って会報を作ったり配達をしてくれています。老人会の活動は女性が支えているということも知っていただきたいと思いました。

本日はありがとうございました。

 

オンライン出席状況

該当者無し

 

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