職業奉仕委員会(Vocational Service)
ロータリーは職業分類の原則に基づく会員組織
ロー夕リーの創始者ポール・ハリスは、その自伝「ロータリーへの私の道」の中で「ロータリーの会員は、その一人ひとりが、自分の職業とロータリーの理想 とを結ぶ環である」と書いています。
ポール・ハリスは、この文章において、職業奉仕について直接触れているわけではありませんが、第二奉仕部門を念頭に置 いていることは間違いありません。
なぜなら、ロータリーは職業分類の原則に基づく会員組織なのでロータリアンと職業とを切り離して考えることができないからです。
クラブ会員は、自己の職業の代表者としてロータリーに入会したのですから、同僚ロータリアンに対しては自己の職業の代表者となり、ロータリアン以 外の人に対しては、ロータリーの精神を普及する責務を負います。
この二つの責務が職業奉仕の基盤となります。
このように考えると、ロータリーの他の奉仕部門-クラブ奉仕、社会奉仕および国際奉仕-がクラブ会員全員による協力活動を強調しているのに対して、職業奉仕は、ロータリアン一人ひとりが職業に携わっている中で自ら職業を通じ奉仕することを主として強調しています。
ロータリアンは、職業奉仕の基本として、自分に次のように問いかけなければなりません。
「他の人にもう少し優しくなり、力になってあげるために、日常の仕事の中で何ができるだろうか」。
いわゆる職業奉仕は、日々、この基本を実践しなければならないものだからです。
ロータリーの行動規範
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