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1.新地区補助金(DG)
1) 新地区補助金の申請から終了までの流れ
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クラブは、当該年度の前年度1月頃までに、当該年度に行う新地区補助金を使ったプロジェクトの企画・立案をします。その際に、クラブは、プロジェクトを企画・立案する際に、添付資料「新地区補助金とグローバル補助金の授与と受諾の条件」を参照し、プロジェクトがこの条件を満たしているかを確認してください。
尚、地区補助金個別プロジェクト企画立案基準としましては、6つの重点分野以外の比較的小規模なプロジェクトを対象に地区の裁量で決定、運用します。全責任は地区とクラブにあります。地区の裁量で自由に、人道的、教育的、社会奉仕活動や国際奉仕活動のプロジェクトが企画できます。ロータリー財団の使命に沿ったクラブまたは地区の奉仕活動に活用できる補助金です。-
国内地区内・地区外(例えば震災復興支援案件)社会奉仕プロジェクトに使用可能です。
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地区補助金の他クラブ合同プロジェクトは当地区としては推奨いたしません。仮に合同プロジェクトを立案されても、1プロジェクトとカウントし、3,000ドルの最高授与額を適用いたします。
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国際奉仕の少額なプロジェクトにも使用可能です。尚、一定基準以下の少額プロジェクトは申請不可能ですが、より高額支援が可能なプロジェクトを企画できる『グローバル補助金』を将来的に利用されることを推奨いたします。ルールの詳細は公式マニュアルをご一読ください。
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国際奉仕プロジェクトにおける支援物資購入について、物品現地調達の場合は領収証等財務報告を確実に履行してください。
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プロジェクト支援団体への単なる金銭授与は不適格とします。
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政治、教会等純粋な宗教活動行為に関する活動の支援は不適格とします。
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地区補助金で青少年プログラム(ロータリー青少年交換、RYLA、ローターアクト、インターアクトなど)、建設(低廉住宅を含む)、協力団体の職員による補助金関連の旅行、奨学生ためのオリエンテーションセミナー、補助金管理セミナー、主にロータリー以外の団体によって実施されている活動に資金を充てることができるようになりました。ただし、補助金の要件の範囲内での緩和となりますので、プロジェクトはロータリークラブまたは地区が提唱者として内容を把握し領収書の保管など資金管理をしなければなりません。また旅費を伴う場合はBCDトラベルを利用し、利害の衝突の観点から、青少年交換学生として派遣する場合でもロータリアンの子、孫などに補助金を利用することはできませんのでご注意ください。この変更は即時適用となります。
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同一支援先の同一プロジェクトは不適格とします。但し、新規プロジェクトの企画を推奨します。
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ロータリアンが積極的にプロジェクトに関与、参加してください。
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新規の建設案件は認められないが、既存建築物、構築物等の改修等は適格とします。
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当該年度の前年度2月1日より4月26日までにクラブは、地区補助金委員会に新地区補助金の申請書を提出します。
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申請はガバナー事務所に必ず郵送すること。
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地区補助金委員会では、クラブからの申請を4月26日まで受け付け、全ての申請プロジェクトを審査対象とします。
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未来の夢計画開始にあたって、新地区補助金の支給は、3年前の年次基金額に応じて、支給限度額(上限)が決まります。基準は以下の通りです。
尚、3年前の年次基金の一人あたりの平均寄付額は、ロータリー財団が発表する当該年度の終了する6月末時点の月次寄付報告(MCR=Monthly Contribution Report)の金額を適応します。
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申請に対する支給限度額、支給方法は、年度の状況に応じて改定されることがあります。その際のご案内は、事前にクラブに通達をします。
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新地区補助金を申請する際は、クラブからは最低20%の現金拠出をしていただきます。たとえば、上限3,000ドルの補助金を申請できるクラブは、クラブ拠出金750ドルを合わせて、合計3,750ドルまでのプロジェクトを行うことができます。もし、それ以上の支出になる場合は、その増加分の支出はクラブで拠出していただくことになります。
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新地区補助金を利用したプロジェクトの成立は、最低の金額として、500ドル以上とします。
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前年度の5月中旬に最終的に、各クラブからの申請を最終チェックし、地区として1件の申請書(スペンディングプランと言います)に取りまとめをします。
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前年度6月上旬に、最終的に、この一括した申請書をTRF(ロータリー財団)に提出します。(ログイン申請)
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認可されるとTRFからは、8月下旬~9月下旬頃に地区の専用口座に一括して、新地区補助金が振り込まれます。
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地区補助金委員会では、入金を確認したのち、各クラブの専用口座に振り込みます。
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クラブは、プロジェクト終了後、1か月以内に最終報告書を地区補助金委員会宛てに提出します。この最終報告書は、今までの地区補助金と同様に、
- 最終報告書
- 領収書
- 写真
- 受益者からの感想等
をまとめて提出してください。
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クラブは、少なくとも年度内の5月末日までにプロジェクトを終了させ、6月上旬までに最終報告書を提出してください。
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補助金委員会では、各クラブからの報告書を取りまとめて、一覧表にした最終報告書を作成し、次年度の各クラブからの申請を一覧表にした申請書と一緒に6月中旬頃にTRFに提出します。次年度の地区補助金の申請書の提出と同時に行いますので、クラブは最終報告書の早期提出と提出期限の厳守をお願いします 。
2) 新地区補助金のタイムスケジュールは以下の通りです。
3) 新地区補助金の申請書、最終報告書
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新地区補助金の申請書と最終報告書のフォーマットは「様式03から様式08」となりますが、これらのフォーマットは、地区のホームページよりダウンロードしてご利用ください。尚、フォーマットはWord・Excelで作っていますので、そのままダウンロードしたものに直接パソコンでご記入ください。
(手書きの部分は、署名欄だけとしてください。) -
作成しました申請書、並びに最終報告書は、必ずクラブでコピーをし、1部を保管してください。保管期聞は5年間です。
(書類の保存期間は、MOUに従います)
4) その他の注意事項
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後述の新地区補助金を使った奨学生等も地区としてTRFに申請するスペンデイングプランに入りますので、この場合も一般の申請と同様の期間に申請をしていただくことになりますので、ご注意ください。
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申請受付終了後に、万一新地区補助金が上限額に達していなくても、スペンデイングプラン提出に後から追加申請をすることはできません。この場合、余った金額は次年度のDDFに繰り越しとなります。
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申請した内容と異なる内容のプロジェクトは、原則として認められません。やむを得ず変更せざるを得ない場合は、地区補助金委員会の担当者にご相談ください。