第2017回例会 2011年10月12日(水)
例会場:なごみ邸 時間:18:30~19:30
司会 | 高嶋淳二 SAA |
斉唱 | 『我等の生業』 |
点鐘 | 北原弘文 会長 |
会長報告 | 北原弘文 会長 |
幹事報告 | 下中英輝 幹事 |
卓話 | 大地哲郎 米山記念奨学委員長 |
誕生祝 | 該当者無し |
ゲスト | 無し |
ビジター | 無し |
出席報告 | 田中孝 出席仕委員長 |
発行者 | 工藤公仁 会報委員長 |
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会長報告
会長:北原弘文
お金の話
仕事がら、お金の運用を相談されることが時々あります。お客様が困っているのは今の世の中、何を信じていいのか分らないから、ということです。そんなときは私はファイナンシャルプランナーの使命として、お客様の適合性を観察します。最近はその中でも『ドル紙幣』の購入を薦める機会が相対的に多いと思います。今日は最近高騰している『金(Gold)』についてお話したいと思います。
歴史上最も有名だと思われるものは、ツタンカーメン王の黄金のマスクだと思いますが、これは紀元前1300年代に作られたものとされています。しかし、最古の歴史にあるものでは、古代シュメール人が紀元前6000年頃、すでに金装飾を用いていたという話もあるくらいです。
日本では749年 陸奥において最初に金が確認されたとあります。現在の宮城県涌谷町黄金沢の黄金山神社付近で発見されました。聖武天皇が奈良の東大寺に建立した、大仏の金メッキにも用いられ、約150kgの金が使用されたとあります。奥州藤原氏は勢力を拡大していき、有名な「中尊寺金色堂」なども建立しました。これはマルコポーロの「東方見聞録」にある黄金の国ジパングの話のもとになったと言われています。東方見聞録には「宮殿の屋根はすべて黄金でふかれており、宮殿内の道路や部屋の床には、厚さ4センチの純金板がしきつめられ、窓さえ黄金でできている。」と記載されているようです。
我国最大の金鉱であった有名な佐渡の金山は、1601年に鶴子銀山の山師3人が金脈を発見し、徳川家康より命じられた大久保長安がここを治めて以来300年以上金が採掘されました。1896年入札により三菱合資会社の所有となり採掘が続けられました。最盛期は年間に約400kgの金が採掘されましたが、1998年枯渇により採掘を中止しました。
現在でも金の用途の大半は宝飾品、アクセサリーです。しかし最先端のエレクトロニクス技術においても、金はなくてはならない素材です。この先、長期的には金の産出は頭打ちになることがほぼ確実なので、どうしても工業用にまわされる比率が増えてくることになると思います。そうなれば必然的に金のアクセサリーの価格は高騰していくでしょう。いまはちょっと奮発すれば買える金のアクセサリーも、近い未来にはおいそれと購入できなくなるのかも知れませんね。ただ、海水や海底などから効率的に金を抽出できるようになれば、逆に身近な金属になるかもしれません。金は将来、それこそファラオ級のVIPしか持てないような貴重品になるか、随分と買いやすくなるか、どちらに転ぶか判りません。あなたはどっちだと思いますか?
“平成の二つのバブル”という言葉が最近言われています。ひとつは“円高”、そしてもうひとつが“金”と言われています。どちらも実体経済からかけ離れていますね。原油や穀物などは価格が高くなると買い控えなどが起こり、反転しますが、円や金は実際に想定されている100倍くらいのお金が動いているといわれています。
最初にもどりますが、『ドル』を薦めるお客様の多くはリーマン・ショックの影響などで傷ついてしまった投資信託などを保有している方々です。3年前の円は$1=約¥110でした。簡単に言うと円高の影響が相当ありますので、ヘッジをかけるということです。少し難しい話になりますのでご興味ある方は直接お話いたします。
何もしないで持っている資産が減っていくことは淋しいものです。すこしでも楽しみながら資産運用をしていただくのが私の希望です。
幹事報告
幹事:下中英輝
先週のクラブ協議会、皆様ご協力ありがとうございました。
来週はガバナー訪問となりますのでなるべくご出席よろしくお願い申し上げます。
又10月19日のガバナー訪問の日には訂正したシールをメールボックスに配布いたしますのでご面倒ですが、上から貼って下さい。
報告事項
- 例会場変更、休会の案内はありませんでした。
- 10月19日のガバナー訪問の日には、北原会長、下中幹事、河原増強委員長、竹内新世代奉仕委員長は11時30分よりガバナーとの懇談がありますので11時30分前に例会場にお越しいただけますようご協力お願い申し上げます。
- ロータリー情報セミナーがあります。
「入会3年未満のロータリアンのためのR情報セミナー」開催のご案内
クラブより入会3年未満の会員にご出席頂きたく宜しくお願い致します。- 日時:2011年11月14日(月) 15:00-17:00
- 場所:メモワールプラザソシア21 4F「ウィング」<案内図添付>
横浜市港北区岸根6-1 Tel 045-472-7777 - 対象:入会3年未満のロータリアン(過去参加者を含む)
- 大野会員、齊藤好貴会員、髙野会員、荒井会員、井藤会員、浅井会員、井上会員、平川会員、清水保代会員です。
- 会場へのアクセスは新横浜駅より巡回バスがありますのでご利用下さい。
添付案内図をご確認下さい。 - 出欠は事務局にご連絡下さい。
委員会報告等
スマイルレポート
スマイル 6件
ニコニコ
- 北原弘文会長
夕涼み例会も今回を含め、あと2回です。ご参加いただき、ありがとうございます。
- 下中英輝会員
活動計画書 間違えてすみません。来週 シール持っていきます。
- 齋藤好貴会員
妻の誕生祝いありがとうございます。
- 天野正昭会員
大地先生 今日の卓話よろしくお願いします。
ニガニガ
- 石川輝久会員
知人宅のお通夜が 出来た為 顔だけ出して帰ります。
- 大野富生会員
先週お休みしました。申し訳ございません。
お誕生日祝い
会員誕生祝 該当者無し(藤津均会員欠席の為)
パートナー誕生祝
鶴岡武会員パートナー・昌子様 / 齋藤好貴会員パートナー・和佳様
卓話
米山奨学会について
2011-2012年度
米山記念奨学委員長 大地哲郎
今月は、米山奨学会月間です。奨学会事務局より、卓話を行い、会員の皆様の米山への理解を深めるようにとのお達しが来ております。本日のプレゼンテーションは事務局からのホームページ経由で入手したものです。
東日本大震災の発生、3月11日が今回のプレゼンの始まりです。地震発生後直ちに事務局には世界中の米山奨学生学友からの励ましのメイルで始まりました。その後日本にいる学生、学友が中心となり、募金活動、被災地での炊き出し(水餃子、カレーライス等)が積極的に行われました。又、海外の学友からも積極的な募金が寄せられ約1,500万円に上っております。
ここで改めて、米山について考えてみましょう。米山とは、日本で学ぶ外国人留学生へ奨学金を支給し、支援するロータリーの奉仕事業です。1952年東京ロータリークラブから始まり、60年の歴史があります。日本には文部科学省管轄の民間奨学団体は129団体ありますが、その中でも米山記念財団は年間800人の奨学生を抱え、過去60年の累計が、16,389人と日本で最大の民間奨学団体となっております。
又、その特徴の一つとして世話クラブとカウンセラー制度が挙げられております。親切丁寧に接することにより、帰国後の日本との懸け橋に役立っております。
しかし最近残念なことがあります。ロータリー会員数の減少とともに、全体の奨学金が減少し、10年前の24億円から14億円と減少し1,200人の奨学生が800人へとなっております。次に当地区の実績ですが全国34地区の中でここ数年全国1を続けております。1人平均28,082円です。この努力のおかげで、支援奨学生も来年度は42名が45名と3名の増員となっております。
又、当地区の寄付目標ですが、普通寄付5,000円、特別寄付20,000円の合計25,000円ですのでよろしくご協力お願いいたします。全体の寄付が減少する中で、提案ですが横浜緑ロータリークラブの来年度の目標を全体で30,000万円にするのはいかがでしょうか。一律に25,000円でなく30,000円寄付できる体制も作るのはいかがでしょうか、ぜひ理事会でのご検討をお願いいたします。
米山奨学会についていろいろな意見が寄せられております。なぜ日本人の支援をしないのか、という意見もよく耳にしますが、外国人留学生を対象にしてきたという、設立以来の歴史の重みもあり、今後の財団本部での議論を待ちたいと思います。
ロータリー米山奨学事業は
- 日本のロータリーが世界に誇る独自の国際貢献事業です。
- 留学生の奨学団体で民間最大、事業規模NO.1です。
- 平和を求めるロータリーの心を留学生に伝え、世界の平和と発展に貢献します。
受け継がれた米山の灯を次の世代へ!!
以上で本日の卓話を終わらせていただきます。