会報 第2592回例会 2024年 6月26日

しかし、年度末ですので、朧げな記憶ではありますが、本年度の最初の例会での所信表明でお話した内容について、この１年の結果をお話したいと思います。

所信表明で幹事として注力したいと考える事項として、
１．活動内容と予算の見直し、
２．理事会の活性化、
３．会員増強、
の３点を挙げました。

「１.」の活動内容と予算の見直しについて、予算の見直しは、当初、半期が過ぎた時点で、高嶋年度の活動報告・決算を基に予算の見直しを行う、としておりました。しかし、結果として、高嶋年度の活動報告書の取り纏めと決算が出なかったという事情があり、予算の見直しを行うことはできませんでした。しかし、このまま決算が出ない状態が長らく続くのはクラブにとって良くないことという認識は、次年度の平田会長・齋藤幹事とも共通するところですので、なんとしても、今年度は、活動報告書・決算報告書を完成させたいと思います。
今年度、理事会での議論でも、理事・役員の皆様には、予算のことを常に意識しながら、奉仕活動やクラブの支出について検討をしていただいてきました。その記録は、これからの3年先、5年先の活動を考えるときに重要な材料になると思いますので、活動報告書という形に残すことに、ご協力をお願いいたします。

「２．」の理事会の活性化という目標は、今年、実現できたのではないか、と自負しております。毎月の理事会では、理事・役員の皆様に、かなり長めの時間をかけて、さまざまな議題を検討していただきました。会長幹事だけでなく、クラブの運営に関わることは、理事会に諮って、問題意識を共有していただいて、クラブ内の風通しをよくしよう、というのが浅井会長の方針でしたので、この方針の下、浅井会長が進んで行きたい方向に沿って、理事会での報告・承認・議事録への記録化によって、レールを敷き詰めていく作業が、今年度の私の一番の役割であったかもしれません。
年度初めに、長根事務局長から、私のときは１週間前に理事会の議題を１週間前までに開催案内に載せて出していた、というお話を聞き、長根さんに倣って、１週間前に理事会メーリスに開催通知が出せるように、と思っておりましたが、昨年後半から予想外に仕事量が増えたこともあって、１週間前のはずが、直前の週末になり、前日になり、議事録もなかなか作成する時間が取れずに遅くなり、子どもの習い事の送迎の合間にドトールで必死に開催通知や議事録を作っていましたが、理事会の皆様にはご迷惑をお掛けしました。拙い理事会の進行にお付き合いくださり、ありがとうございました。昨年は、ちょうど神奈川県弁護士会でも常議員会の委員をしていたこともあり、どうやって組織の意思決定をしていくのか、ということについて、密接に関わらせていただいて、日頃、一匹狼で仕事をすることが多いので、大変勉強になりました。

「３．」の会員増強については、今年度、４名の退会者がいらっしゃいましたが、新たに４名のお仲間をお迎えできて、とても嬉しく思っております。今年度、第五グループの会長幹事会に出席した際などに、会員増強は地区全体の課題であること、そして、新入会員を増やすことと共に、退会者、特に入会から日が浅い方の退会をいかにして生み出さないようにするか、が共通の問題意識であることを感じました。正直なところ、ロータリークラブの良さ、楽しさというのは、入会から間がないうちは、感じにくい、というところがあるのではないかと思います。
特に親睦行事ができなかったコロナ禍を経て、クラブとしての一体感を感じにくいという傾向はどうしても簡単に解消できていないように感じます。親睦行事になかなか参加できていない私が偉そうなことは言えませんが、自分の日常とは異なるバックグラウンドを持つ方と、例会や親睦行事で、フラットにお話することができる、というのは、ロータリーの醍醐味のひとつではないでしょうか。来月の例会からは、私も通常のお席に座ります。例会会場の変更という新しい環境の変化もありますので、色々なお話ができたらいいなぁと思っております。

改めて、この１年間、幹事という大役を務める機会をいただき、大変なこともありましたが、浅井会長と会員の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。