横浜緑ロータリークラブ

NO IMAGE

01.ロータリー財団の未来の夢計画とは? (2014-15年度版)

2017年にロータリー財団は100周年を迎えます。この100周年を迎えるにあたって、ロータリー財団をもう一度見直しをし、時代のニーズに合ったものに変えていこうとしたのが、2013-14年度からスタートするロータリー財団の未来の夢計画です。

ロータリー財団 ロゴ

これまでのロータリー財団は、プログラムの数が多く、使い勝手が悪かったり、複雑で分かりにくいという意見が沢山ありました。

そこで、世界中のロータリアンにもアンケート調査を行い、もっと地区にいろいろな権限を移行するとともに、ロータリアンがよりロータリー財団を身近に感じていただけるようにとの思いで、2005年の国際ロータリーの100周年を機に、この未来の夢計画の準備がスタートしました。

2009-10年度までに原案が作成され、ロータリー財団管理委員会や国際ロータリー理事会で承認されました。そして、2010-11年度より世界中で100地区がパイロット地区(試験地区)に選ばれ、3年間のパイロット期間(試験期間)がスター卜しました。日本からも6地区がパイロット地区に選ばれました。残念ながら、私たちの地区はこのパイロット地区に選出されませんでしたが、その分、時間の余裕をもって、準備にあたることができました。

このパイロット地区に選出された地区より、いろいろな改善案を出していただき、2013-14年度よりいよいよロータリー財団の未来の夢計画がスタートすることになります。この未来の夢計画の導入によって、

  1. 地区補助金は新地区補助金となり、分配率と使用内容が変わり、地区で使用できる補助金は大幅に増えます。
  2. グローバル補助金が新設されます。
  3. クラブの計画・申請・承認は、すべて前年度に行います。

未来の夢計画は2013-14年度から始まることにはなっていますが、実際には2012-13年度から始まると言った方が良いかもしれません。2013-14年度は未来の夢計画の実行年度にあたりますが、クラブで行うプロジェクトの計画・申請・承認は、前述の通りすべて前年度に行うことになります。ですから、2012-13年度は、その計画年度として大変に重要な位置にありました。地区もクラブも事前に準備をしなければならないことがたくさんあり、お互いに協力をし、その準備をいたしました。

未来の夢計画によってロータリー財団は、私たち全てのクラブのための財団になります。今までのように財団独自のプログラムを消化すれば良いプログラムから大きく変化します。

つまりロータリアンの為の財団に変わる訳です。プログラムも各クラブのロータリアン自らが創造し、且つ、自らが活動するものに変わると言っても良いかと思います。

ロータリー財団の補助金を活用し、より充実したプロジェクトを行うために、いろいろな方法を考え、計画・実行していきましょう!

次の表は、これまでの経緯を一覧表にしたものです。

未来の夢計画のこれまでの経緯

  • 2005年4月:管理委員会が未来の夢委員会の任命を承認
  • 2005年12月:世界中の一万人以上のロータリアンを対象に未来の夢アンケート調査を実施
  • 2006年4月:管理委員会が、未来の夢計画の初期の提案の一部:使命、標語、理事会の優先事項を承認
  • 2006年6月:管理委員会が、5番目の理事会の優先事項を確認し、財団プログラムの包括的な評価を実施することを事務局長に許可
  • 2007年6月:管理委員会は新補助金モデルの概念に同意し、このモデルの基本が財団資源
  • 2007年10月:管理委員会は、新しい補助金構成に同意し、重点分野を選ぶよう、未来の夢委員会に要請
  • 2008年2月・3月:未来の夢委員会は、新しい補助金構成、重点分野、資金調達、新しい予定表などのプランを決定
  • 2008年4月・6月:管理委員会、RI理事会が新しい未来の夢計画を承認
  • 2009年7月:世界中より100地区をパイロット地区に選出
  • 2010年7月~2013年6月:3年間のパイロット期間を実施

3種類の 補助金 1つの ビジョン

2013年7月1日、ロータリー財団は全ロータリー地区に新しい補助金モデル「未来の夢」を導入します。

未来の夢では、人道的プロジェクト、奨学金、職業研修といった、従来からの主な奉仕の機会が残される一方で、この新モデルによってプログラムが簡素化され、 クラブと地区がより持続可能性の高いプロジェクトを実施できるようになります。これまでは、大規模で影響力の高い活動に充てられた財団の補助金は、プログラムの年次予算の20%にすぎませんでした。未来の夢では、この割合を80%に高めることを目標としています。この変更は、ロータリーが国際開発や人道的奉仕におけるリーダーとなることを促進します。新しい補助金モデルでは、ポリオ・プラス・とロータリー平和フェローシップを除き、これまで12種類あった補助金が3種類になります。以下に、未来の夢がもたらす新しい可能性についてご紹介します。