会報 第2480回例会 2022年 1月26日

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会長報告

皆さんはこのように考えていませんか？『努力すれば成功する。成功すれば幸福になれる！』。例えば、出世コースに乗れば今より給料が上がっていく、あと5キロ痩せればもっと幸せになれる。このように多くの人は、日々自分なりの成功を目指して幸せになろうとしています。
しかし、端的に言ってこの考えは間違っている、とショーン・エイカーさんは言います。
きょうは、仕事も人生も充実させる【ハーバード式最新成功理論】を解説します。
初めに『成功すれば幸せになれる』という誤解についてからお話します。
皆さんに質問ですが、『成功』という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか？
学校や会社、両親や社会から刷り込まれた『成功』という既成概念で生きているのではないでしょうか。それは先程もお話した『努力すれば成功する。成功すれば幸福になれる！』。要するに幸福の前には成功がなければならないと考えているわけです。

成功すれば幸福になれるとすれば、例えば、出世コースに乗ったならば、有名大学に合格したならば、また独自の目標を達成したならば、皆幸せになれるのでしょうか。皆さんの周りにもこのような人たちがいるかと思いますが、彼らを良く観察してみてください。
本当に幸せそうでしょうか？実際に世界中の多くのエリートと呼ばれる人たちを調査したところ、そのエリートと呼ばれる人たちは幸福ではない、という検証がされています。

なぜ一般的に見れば成功しているように見えるにも関わらず、幸福ではないのでしょうか？　実は、目標を達成したり、勝利を勝ち取る度に、成功のゴールポストが遠ざかって行ってしまうからです。分かりやすい例では、年収1000万円になったサラリーマンは、『俺は必死に頑張って年収が1000万円の大台を達成した！』と一時的に喜んでも、その達成感や幸福感は長続きしません。彼はそのうちしばらくして、周りにいるたくさんの年収1500万円や2000万円の人たちが幸せそうに見えて気になってしまうのです。
『よしっ、今度はもっともっと死ぬほど頑張って年収2000万円にしてみせるぞ！』
この先はもうお話しなくても分かりますよね！2000万円を達成した彼は、次は3000万円、4000万円、5000万円、1億円というようにゴールポストは地平線のかなたに遠ざかってしまいます。

それでは本当に年収1億円なんて達成できるのでしょうか？1億円の年収を稼ぐエリートなんてほんの一握りですよね！もともと1000万円が目標だった彼が、2000万円という十分な目標を達成したにもかかわらず、1億円を意識した彼は『そんなの無理だ！』と、ものすごいストレスを感じて、不幸になってしまいます。
どうでしたしょうか？　これが『成功が幸せをもたらす』という考え方が間違っているということを示した具体例です。

私たちは給料が上がって生活レベルが上がっても、それに慣れてしまって幸福感は長続きしないのです。繰り返しになりますが、成功すれば幸福になれる、という考えは間違っているのです。
『ポジティブ心理学』と『脳科学』の10年以上にわたる画期的な研究によって、普通に考えられている、成功から幸福になる(成功→幸福)という矢印は、逆である、ということが証明されたのです。つまり、幸福は成功に先行して、成功したから幸せになる、ではなく、幸せだから成功する、のです。はい、幸せな人は成功するのです。
一体なぜでしょうか？それは“幸福感”というものは、私たちの様々な能力を高めてくれるからです。幸福感そのものが競争力の源になるからです。
脳をポジティブで前向きな状態にすれば、モチベーションが高まり、効率的に働ける、挫折からの立ち直りも早くなる、創造性も生産性も高まる、というように物事がずっと上手くいくようになるのです。人は幸せな時に最もパフォーマンスを発揮できるのです。

これらのことが『ポジティブ心理学』と『脳科学』によって明らかになったのです。
私はこの本を読んで、成功するから幸福になる、ではなく、幸福だから成功する、ということを知って、盲点だった！と目から鱗が落ちました。もっと早く読んでおけばよかったなあ、というのが正直な感想です。

ショーン・エイカーは膨大な量の調査の分析をして、具体的に行動に移すことが出来て効果が実証済みの『成功と達成に関わる7つのパターン』を特定しました。それがこの著書で纏められている『7つの法則』なんです。
今よりもっと幸せになりたい、成功したい方は、この7つの行動をすれば願いは成就するかもしれません。
【成功と達成に関わる7つの法則】の中から、法則１の『ハピネス・アドバンテージ』についてお話します。
『ハピネス・アドバンテージ』とは、一言でいうと、幸福感は人間の脳と組織に対して、競争優位をもたらすということです。つまり、幸せな人間とか幸せな組織などが競争に有利だということです。

私たち人間というのは、幸福を感じているとき、こころの在り方や気分がポジティブであるときこそ、頭がバリバリ働きモチベーションも高くなり結果的に物事がうまくいくのです。皆さんご存じのように人間は幸福感を感じているときは、幸福ホルモンが分泌されます。北原幹事が話した、ドーパミンやセロトニン、オキシトシンは『3つの幸せホルモン』として有名ですね。
法則の2から7は、時間の関係で今日は割愛させていただきます。

最後に何となく理解できたけど、そもそもどのようにして幸福感を上げたらいいの？
という会員のために、やはり7つの方法が書かれていますので紹介します。
1.瞑想する　2.何かを楽しみにする　3.意識して人に親切にする 4.ポジティブな感情が生じやすい環境を作る　5.運動する　 6.経験や他人のためにお金を使う　7.自分独自の強みを発揮する
以上ですが、私はこの中の2番目の『何かを楽しみにする』を実践しています。 私は今日の夕方、クライアントの女性社長との会食予定があるのですが、・・・
とっても美人なんです！

幹事報告

2.こども村支援の件

昨年度に引き続き支援することを決めました十日市場ケアプラザのこども村へ、舟橋直前会長のお取り計らいで、3月23日（水）に訪問します。
どのような支援方法が最適なのかを打合せしてきます。

3.近隣クラブの例会変更について

まん延防止等重点措置が発令されましたので、連絡の入ったクラブすべてが休会となっています。

4.国際ロータリーの次年度テーマが発表されました。

『Imagine　Rotary』です。

委員会報告/会員報告等

出席報告

スマイルレポート

スマイル 13 件

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卓話

卓話者紹介

子どもの傷害予防に取り組む 〜変えられるものを見つけ、変えられるものを変える〜

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