会報 第2549回例会 2023年 7月12日

クラブの現状分析を踏まえ、クラブ奉仕委員会として大切なことは、会員増強に加えて、会員数の減少を抑える事だと考えています。そのためにはロータリーの魅力である「楽しさ」、「やりがい」、「自分らしさ」を享受して活性化を図る事（３の2）「ＤＥＩとクラブ活性化について」を参照）だと思い、下記5つの課題と主な対応策を列挙致しました。

1. 戦略計画/会員増強計画の立案
   まずは、ロータリーガイドブックを元に、進め方（ビジョン、対象範囲、目標の明確化）を検討することから始めたいと思います。
2. 自己研鑽
   1. 新会員が一日も早くクラブに馴染める様、研修委員と勉強会の外、入会後一年間は、例会の際指導担当が隣に座り、援助を行う。
   2. ロータリーについて学ぶ・・・「定款」、「ロータリーガイドブック」、「Ｍy Rotary」、「ロータリーリーダーシップ研修」、「ロータリーの友」、「ガバナー月信」等。
   3. メイクアップを通じて、他クラブの状況を把握し、同クラブ会員との親交を深める。
3. 奉仕活動への積極参加
   1. 各委員会の委員長は、同委員にも何かしらの役割分担を行う。また、担当委員会は積極的に活動し、会合、関連イベントには誰かが必ず参加する様促す。
   2. クラブ活性化の視点から奉仕活動における会員の活動内容の再検討・充実化を図る。
      桐蔭学園IAクラブの活動、子供動物園、こども村支援、北山田の祭り支援　等。
4. 事務局の保有データやシステムの状況把握、及び今後のあるべき姿を検討する。
5. 「先人の教えに学ぶ」
   1. 各委員会は年次報告を行う。（活動内容、写真、予・実金額報告等）
   2. 歴代役員・委員長の氏名一覧表を活動計画書に掲載する。
   3. 周年事業の記念誌作成に活用できるデータを整理・蓄積する。

7/5　15：00-17：00「2023-2024年度地区クラブ活性化セミナー（Zoom）」参加報告
樋口ガバナーご挨拶後、6人の講師から下記プログラムにて講義受講。

1. 「ロータリーガイドブックの活用」　吉田隆男地区研修委員長（神奈川東）
   • ガイドブック全般にわたり、重要な項目について関連ページ紹介。
   • ロータリー クラブは、友好団体でも寄付団体でもない。
   • ガイドブックを理解できれば退会者も少なくなる。
2. 「ＤＥＩとクラブ活性化について」　高良明地区研修委員会アドバイザー(川崎西)
   • 「クラブ組織は人なり、理念なり、熱源なり。」
     　「我が事と思って熱源をさがせ。」、「熱源が大きければ活性化も大きい。」
   • 「ロータリーの目的」（国際ロータリー定款第3条）とは、
     「意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むこと。」
   • 生きているクラブ(活性化しているクラブ)は、目的・理念に則って活動している。
   • 活性化しているクラブは創造的に働き、奉仕をよくする。
   • 死んでいるクラブの老化の原因は、安住と傲慢、新陳代謝がない。クラブの目的・理念を喪失している。
   • ロータリーの魅力である、
     1. 「楽しさ」
        善意に満ちた他業種の多くの人との出会いがあり、親睦と友情が得られること
     2. 「やりがい」
        様々な奉仕によって、他人や、社会、世界に貢献できること　
     3. 「自分らしさ」
        様々な役職を担うことにより、リーダーシップが身につき､自身の能力や人格向上につながり、人生に喜びと幸福が得られることを享受することができれば、クラブの活性化につながる。
   • D（Diversity)：多様性、E（Equity）：公平さ、I（Inclusion）：包摂性の思想は、
     ロータリーの「中核的価値観」（親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップ）と「4つのテスト」の考え方に適合。⇒　ＤＥＩへのｺﾐｯﾄﾒﾝﾄ(2021年6月RI理事会）
   • 「楽しさ」、「やりがい」、「自分らしさ」　×　ＤＥＩ　⇒　更なるクラブの活性化と魅力アップにつながると言える。
3. 「クラブ活性化に繋げる公共イメージ」　大塚正一地区公共イメージ委員長(川崎北)
   • 「会員増強」、「クラブの活性化」、「奉仕活動の充実」、「公共イメージの向上」の好循環を作成する。
   • ロゴの正しい使い方は、「歯車+Rotary+クラブ名」。
   • 10/22ポリオ根絶キャンペーン実施予定（桜木町；　RA、IA、米山奨学生参加予定）
4. 「会員増強とクラブ活性化について」　坂本昌己地区会員増強委員長(横浜東)
   • 地区会員増強委員長が各クラブを訪問し、会員増強依頼の予定。
   • ロータリーを理解できる人を捜すことが大切。
   • 「68歳で入会された人がいるが、ロータリーを理解できる人であれば構わない。」
   • 女性を増やす。若い入会者の会費や、出席回数なども減らして入りやすくする。
   • 自分のクラブの持ち味にあった方を入れる。
5. 「会員交流とクラブ活性化について」　宮田彰久地区会員交流委員長(横浜南)
   • 52クラブの会員を積極的に活用。例えば合同例会の実施もよい。
   • 現在クラブの平均会員数は35名。(中央値の人数はもっと少ない。)
   • 入会3年以内で退会する人が多い。
   • 前向きな移籍は良い。
6. 「クラブ管理運営とクラブ活性化について」　柳沼芳光地区クラブ管理運営委員長
   (横浜瀬谷)
   • My Rotaryの登録依頼
     現在ﾛｰﾀﾘｰｸﾗﾌﾞ：1887名中　574名。ﾛｰﾀｰｱｸﾄｸﾗﾌﾞとの合計：1903名中674名
   • Parley Box（目安箱）を次週開設予定(メールアドレスは必要)
   • ロータリー賞への協力依頼
   • 卓話バンクの登録・活用　　現在18クラブ50数名登録済
   • ロータリアンマップ　　推薦依頼
   • クラブにある同好会および地区にあるとよい同好会を連絡すること。
   • ＤＥＩの理解を深める。
   • ガイドブック活用