会報 第2557回例会 2023年 9月13日

皆様は、「道の駅」は、既にご存知かと思います。
私は、2，3年前頃からたまに足を伸ばして出掛けるようになりした。
「道の駅」とは、 道路情報や歴史・文化、名産品や観光地などを紹介する 案内板や資料館、物産販売コーナーなどがあります。
ドライバーの休息を提供するのと同時に、地域の魅力を広く発信する場所で、地元のグルメを味わったり、特産品などのショッピングだけではなく、アクティビティが楽しめる場所もあります。 しかも、都会から少し離れた場所に点在しているため、ドライブの途中にくつろげる「究極のオアシス」と言えるでしょう。
デパ地下も素敵ですが、デパートやスーパーとは違って、道の駅には、新鮮で値段も安く、その土地ならではの美味しい物を食べたり買ったりと、日帰り旅行に行った気分になり、比較的希少価値の高い食材をラインナップして、 その食材を求める人や評判などの口コミで集客効果が考えられます。
また市場におろせなかった新鮮な特産物を販売できるので食品ロスが少なく、近年とても人気急上昇です。

この「道の駅」は、日本の各地方自治体と道路管理者が連携して設置し 国土交通省により登録された休憩施設、地域振興施設等が一体となった道路施設です。

1991年（平成3年）に実験的に始まり、1993年（平成5年）に正式登録が 開始されました。道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、道の駅を核として、その地域の町同士が連携する 「地域の連携機能」という3つの機能を併せ持ち2023年（令和5年）8月4日時点の全国登録数は、1,209カ所あります。

「道の駅」誕生 のコンセプトは、1990年（平成2年）に広島で開かれた 「中国地域づくり交流シンポジウム」において、「道路にも鉄道の駅のようにトイレがある駅があってもよいのではないか」と、参加者から提案された事から始まると、されています。
日本国内に存在する道路沿いの施設で、観光・休憩・地域資源の紹介・特産品の販売など、さまざまな機能を兼ね備えた公共施設です。
高速道路には、24時間自由に利用できる休憩所であるサービスエリア（SA）やパーキングエリア（PA）が整備されていますが、一般道路にはそうした休憩所はほとんどなく、民間経営によるレストランや売店のほか、駐車場を備えた商業施設であるドライブインが休憩所の役目も担っていましたが、実質的には、そのドライブインで飲食等の利用をする者しか利用できず、24時間自由に利用できるものではありませんでした。

「道の駅」の制度が創設された背景には、今言った事から、一般道路にも誰もが24時間自由に利用できる休憩施設が長らく求められていたことや、その休憩施設をドライバー達のため　だけではなく、その地域の文化や名所、特産物などを活用したサービスを提供し、道路利用者や地域の人々の情報交流や、地域連携と活力ある地域づくりを促進し、その地域の活性化をはかりたいという双方のニーズが相まって誕生しました。
道の駅は、官民提携のプロジェクトで、省庁の壁を超え、各自治体と国土交通省が連携をとり、計画的に地域振興施設の整備促進と、一般道路の休憩施設整備を併せて行うことが目的となっているため、自動車専用道路のSA・PAを「道の駅」として登録する場合は、別途一般道からも連絡・利用できるようにしています。

2000年（平成12年）には550カ所を突破して、その後も道の駅は増え続け それまで東京など大都市周辺には道の駅は存在していなかったけど、2007年（平成19年）八王子市に東京都初の道の駅が開設されたことにより、 47都道府県　全てに道の駅が設置されました。

まとめますと… 設置目的:
観光客やドライバーに対して休憩や情報提供の場所としての機能を果たすとともに、地域の特産品や観光資源を紹介・販売し、地域振興を促進する役割を果たします。

施設内容:
駐車場に、車やバスなどの駐車スペースが設けられており、休憩や観光客の利用をサポートします。

特産品販売：
地域の特産品、農産物、工芸品、お土産などが販売されています。
レストラン・カフェ・焼き立てのパンなど、地元の食材を活用した飲食店があり、地域料理を楽しむことができます。

休憩施設：
トイレやベンチ、休憩スペースなどが整備されており、ドライバーや観光客の利便性を高めています。

観光案内：
地域の観光スポットやイベント情報などが提供され、観光客の案内役も担っています。（になっています）

地域振興:
地域の特産品や観光資源を紹介・販売することで、地域の経済振興に寄与します。地元の生産者などが自身の製品を販売できる場所としても活用されます。

観光スポット:
この「道の駅」自体が観光スポットとして訪れる価値があり、美しい景色や地元の文化に触れる機会が提供されます。

と、いう事から道の駅が人気ある事が分かります。
道の駅は、自然の美しさや地域の特産品、観光スポットとの組み合わせで、魅力を満喫できる場所としておすすめです。
私がおすすめしたい道の駅は、茨城県、五霞町にあります。
こちらのトマトを食べた時には、余りの美味しさにびっくり、金額の安さのもびっくりで、それ以来、他のトマトを買う機会が少なくなりました。
季節物なので、そのトマトが販売している期間は頻繁に行きましたが、高速代と、びっくりするくらい値上がっているガソリン代を考えますと高く付いたかな？　と思いましたが、ドライブ気分で、のどかな風景を見ながら行くのもストレス発散になります。
皆様も、どちらかにお出掛けの際には、道の駅を検索して立ち寄ってみてはいかがでしょうか？
お気に入りの道の駅が見つかるかもしれません。その時は私に情報を教えて下さい。