会報第2033回例会 2012年 2月22日│横浜緑ロータリークラブ

第2033回例会 2012年2月22日(水)
例会場:青葉台フォーラム時間：12:30～13:30

司会	高嶋淳二 SAA
斉唱	『手に手つないで』
点鐘	北原弘文会長
会長報告	北原弘文会長
幹事報告	下中英輝幹事
卓話	露木健造　プログラム委員長

誕生祝	北原弘文会長
ゲスト	無し
ビジター	岡本均会員　(東京日本橋西RC)
出席報告	田中孝出席委員長
発行者	工藤公仁会報委員長

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会長報告
幹事報告
委員会報告等
卓話

会長報告

会長：北原弘文

お金の話（景気を読む）

　アメリカの株価が急回復したり、日経平均が9000円台に戻すなど、景気先行きへの期待が高まっています。ギリシャ問題も一息ついて、ユーロ相場も戻してきています。ここで水をかけるようですが、株式相場もマスコミも“いいとこ取り”の感じがします。各国政府が景気刺激策に転換するのではなく、逆に緊縮財政を打ち出すことによって金融不安を抑えようとしていますので、実体経済の萎縮はむしろこれから本格化する可能性があります。この間の日曜日、つくばでのＦＰ（ﾌｧｲﾅﾝｼｬﾙﾌﾟﾗﾝﾅｰ）の研修会議に出席してきました。最近の経済関係のデータが綿密に報告されましたのでお話したいと思います。
　以前の報告で“ＣＤＳ（クレジット・デフォルト・スワップ）”のお話をしましたが覚えていらっしゃいますか。例えばＡ国が１００万円の国債を発行し、Ｂ国が買ったとします。Ａ国が破綻してしまうと国債は紙切れになってしまうので、Ｃ銀行がＢ国に対して１万円で保険を掛けませんかといいます。もし、Ａ国が破綻しなければ１万円は丸儲けですが、破綻した場合１００万円を肩代わりしなければなりません。この保険のことを“ＣＤＳ”と呼びます。2008年のリーマンショックの主な原因がこの“ＣＤＳ”です。当時の発行金額は6500兆円くらいといわれていましたが、今はどうやら１０倍の６京円くらいと推測されています。厄介なのは“ＣＤＳ”はどこがどのくらい発行しているのかを公表しなくても良いルールになっていることです。もし、この爆弾が破裂しますとリーマンショックどころではありません。今ドイツが一生懸命ギリシャを助けようとしていますが、これはドイツの銀行が大量のＣＤＳを持っているからだとの説が有力です。アメリカの国債の格付けもトリプルＡからランクが下がったのでリスク“０（ｾﾞﾛ）”ではなくなってしまいました。
　こんな言葉は不謹慎で使いたくありませんが、もしかすると日本も含め“世界恐慌”の可能性が出てきてしまいました。
いろいろ調べていくと先週の卓話でお話いただいたペマ・ギャルポ教授が翻訳した本“セカンドボトム世界大恐慌”の著者の経済学者“ラビ･バトラ教授”の名前が頻繁に出てきたのには驚きました。本日、田中会員からお借りして早速読んでみたいと思いますが、ひょっとしたら次のような言葉が登場しているかも知れません。

上記“ＣＤＳ”→資本主義の崩壊
ＡＭＥＲＯ・・・北米自由貿易協定内の共通通貨構想←噂です。
キャピタルフライト・・・その名の通り、資本が海外へ逃避していくこと
超円安・・・日本は物価高に直面し、最悪恐慌に陥る

こんな話を今からするのも縁起ではないですが、私たちは1942年（対外デフォルト）と1946年（対内デフォルト）に起きた日本でのデフォルトを知りません。過去を学習しますと預金の封鎖、失業率の急上昇、食料・・ガソリン価格急上昇、治安の悪化、公共サービスの遅延・悪化など。ぞっとします。
　ところで、先ほどの“ラビ･バトラ教授”の説では、最後に世界を救うのは日本だそうです。
来週読書後の感想をお話したいと思います。

幹事報告

幹事：下中英輝

来週の例会は夜間移動例会です。
３月２９日（水）場所　長津田「米宗」１８：３０点鐘ですので、昼の例会はありません。

例会変更

横浜東ロータリークラブ
- ３月３０日（金）例会は休会となります。
神奈川東ロータリークラブ
- ３月３０日（金）夜間例会
横浜南陵ロータリークラブ
- ３月２２日（木）夜間例会（ロイヤルホール横浜　点鐘– １８：３０）
- ３月２９日（木）例会は休会となります。
横浜南ロータリークラブ
- ３月　３日（土）ＩＭ開催（ローズホテル横浜　点鐘１２：００）
- ３月２４日（土）振替休（日下記記念例会の為）
- ３月２５日（日）創立５０周年記念例会（ロイヤルホール横浜）点鐘１２：００式典１３：３０