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2.グローバル補助金(GG)
4) グローバル補助金のためのDDFの申請
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グローバル補助金を申請する際のDDFからの補助金の支給は、3年前の年次基金額に応じて、下記の支給限度額(下限)になります。
尚、その際の下限は、1申請あたり30,000ドルとします。
※クラブ合同プロジェクトを行う場合は、原則として、プライマリークラブの条件に準じることとしますが、3年前の年次基金0クラブとのクラブ合同プロジェク卜の申請はできません。
5) グローバル補助金のためのDDFの申請、および申請書
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グローバル補助金のためのDDF申請書は、地区のホームページからダウンロードできますが、ガバナー事務所からも配信します。 Word・Excelで作られていますので、そのまま記入してください。(署名欄だけ手書きでお書きください。)
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グローバル補助金のためのDDF申請書は、「様式12-1・様式12-2」です。
6) グローバル補助金の申請書、中間/最終報告書
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RI(国際ロータリー)のホームページの「MyRotary」から該当項目に入力していきます。
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領収証等の資料は、クラブで必ず保管をしておいてください。保管期間は10年間です。
(書類の保存期間は、MOUに従います) -
前述のとおり、これらの書類のコピーを必ずグローバル補助金委員会に提出してください。
7) グローバル補助金の6つの重点分野
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グローバル補助金を使う際には、下記の6つの重点分野に該当するプロジェクトに限ります。
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これらの6つの重点分野に属さないプロジェクトの場合は、新地区補助金を使うことになります。
8) 6つの重点分野の具体例
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ロータリー財団管理委員会は、グローバル補助金の計画を立てる一つの指針として、次のようなリストを作成しました。但し、これだけが6つの重点分野に該当するわけではありませんので、クラブでプロジェク卜を立案する際の参考にしていただけたらと思います。また、「様式25-1 重点分野:目的と目標」と「様式25-2 重点分野の基本方針」もよくご覧ください。
平和と紛争予防/紛争解決
ロータリー財団は、次の活動によって平和と紛争予防/解決の実践を推進します。
- 地元の平和活動を強化すること
- 地元の指導者に紛争予防と仲裁に関して研修すること
- 紛争の影響下にある地域において長期的な平和構築を支援すること
- 紛争により傷つきやすい人々、特に子供と青少年に援助の手を差し伸べること
- 平和と紛争解決に関する研究を支援すること
疾病予防と治療
ロータリー財団は、次の活動によって、疾病の原因、発病を軽減します。
- 地元の医療専門家の能力を高めること
- HIV/工イズ、マラリア、他の重大疾病の蔓延と闘うこと
- 地元の基幹医療施設を改善すること
- 地域ぐるみの啓蒙活動により重大疾患の蔓延を阻止すること
- 疾病予防と治療に関する研究を支援すること
水と衛生設備
ロータリー財団は、次の活動によって、人々が水と衛生設備をいつでも利用できるようにします。
- 安全な飲料水と最低限必要とされる衛生設備を地域内でくまなく利用できる機会を増やすこと
- 水と衛生設備を開発、維持できる地域の力を高めること
- 安全な水と衛生、健康法について地域の人々を教育すること
- 水と衛生に関する研究を支援すること
母子の健康
ロータリー財団は、次の活動によって、母子の生活を改善します。
- 5歳未満の子供の死亡率を減らすこと
- 妊婦の死亡率を減らすこと
- 母子が必要不可欠の医療サービスを受け、訓練を積んだ医療従事者を利用できる機会を増やすこと
- 母子の健康に関する研究を支援すること
基本的教育と識字率向上
ロータリー財団では、次の活動によって、すべての人々への教育と識字率向上を推進します。
- 児童が、質の高い教育を受けられるようにすること
- 男女均等教育を増進すること
- 成人の識字率を高めること
- 地域社会が基礎教育と識字率向上を支えて行ける力を伸ばすこと
- 基礎教育と識字率向上に関する研究を支援すること
経済と地域社会の発展
ロータリー財団では、次の活動によって、人間に投資し、人々の生活と地域において目に見えるような経済的向上とその持続をもたらします。
- 地元の起業家や地域の指導者を育成すること。特に貧しい地域の女性起業家の育成に力を入れること
- 堅実で生産性の高い仕事の機会を、特に青少年のために開発すること
- 経済開発を支えるような地元団体の力と地域のネッ卜ワークづくりを強化すること
- 経済開発と地域開発に関する研究を支援すること
9) その他の注意事項
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クラブは、同時に2件のプロジェクトのプライマリー(提唱者)になることができます。プライマリーになっているプロジェク卜がファイルクローズとなれば、新たに次のグローバル補助金を利用したプロジェクトをスター卜させることができます。
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他地区のクラブが行っているプロジェク卜に共同提唱者となって資金協力をする形で参加する場合は、プライマリーには該当しませんので、2件にはカウン卜されません。
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グローバル補助金のWF(WorldFund=国際財団活動資金)からの最低補助金額は、15,000ドルとなります。6つの重点分野に該当するプロジェクトであっても、WFからの補助金額がこの最低限度額に達しない場合は、グローバル補助金の対象にはなりません。
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この場合は、新地区補助金の取り扱いになりますが、新地区補助金ではWFからの補助金は上乗せされませんので資金構成をよく検討する必要があります。また、申請時期も早めに設定されていますので、後になってからの変更はできません。早期の申請が必要となります。
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グローバル補助金の申請書の提出等は、すべてクラブが直接オンラインで行うことになります。地区補助金委員会のグローバル補助金委員会では、これらの書類の提出に際してのアドバイス等を行っていますので、ご不明な点等がありましたら、担当者までご連絡ください。
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前述のとおり、地区でも各クラブの申請を把握しておく必要がありますので、グローバル補助金のためのDDF申請書は必ず補助金委員会に出していただきますが、それ以外の申請書、最終報告書のコピーも必ず補助金委員会までご提出してください。
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インターアクト、口ーターアクト、ロータリー友情交換、RYLA、青少年支換など国際ロータリー・プログラムの支援は地区補助金(DG)では使用できますが、グローバル補助金(GG)では使用できません。