第2527回例会 会報
2023年2月1日(水)
例会場:青葉台フォーラム/ 時間:12:30~13:30
会長:高嶋淳二 / 幹事:平田恵介
司会:齋藤光宏 SAA / 点鐘:高嶋淳二 会長
≪発行 クラブ研修・広報・会報委員長:田邊雅子≫
卓話
四つのテストの由来について
舟橋金之介 会員
職業講話
高嶋淳二 会長
ゲスト
權 進根 君
[米山奨学生・韓国]
ビジター
該当者無し
会員誕生祝
該当者無し
斉唱
『君が代』
『奉仕の理想』
『我等の生業』
『それでこそロータリー』
『手に手つないで』
『奉仕の理想』
『手に手つないで』
紹介・挨拶・お祝い・表彰等
ゲスト紹介・御挨拶
權進根 君
[米山奨学生・韓国]
奨学金授与
ビジター紹介
該当者無し
お祝い
会員誕生祝
該当者無し
パートナー誕生祝
該当者無し
幹事報告
日向誓子 副幹事
寄付金領収書のご連絡
ロータリー財団及び米山記念奨学会からの2022年寄付金領収書を、事務局から会員ボックスに入れていただいていますのでご確認ください。
なお、米山記念奨学会からの領収書は、事務処理のミスで、特別寄付分のみとなっており、普通寄付分5000円は含まれておりません。
地区関係
3月24日(金)17時から、横浜グランドインターコンチネンタルホテルにて、地区のフレッシュ交流会が開催されます。
入会3年未満の新会員が対象で、当クラブの対象会員は、三谷会員、齋藤光宏会員、松尾会員、小八木会員、田邊会員、槍田会員の6名です。
交流会の詳細は、回覧をご確認ください。
出欠の回答締切は、3月3日です。
クラブ関係
- 新年会
本日18時より、青葉台のレストラン・テンドーレにて - ロータリー財団奨学生応募者の面接
2月10日(金)平田幹事の会社にて、面接実施予定 - 理事会
本日、例会終了後に開催予定
委員会報告/会員報告等
特になし
出席報告
田中孝 出席委員長
今回出席状況 | |||||
会員情報 | 在籍会員 | 出席 | MU済 | ビジター | ゲスト |
会員総数 | 24 | 14 | 2 | 0 | 1 |
(内 出席免除会員数) | 5 | 2 |
ホームクラブ出席率 | 外部参加者 | ||||||
対象 | 会員数 (男/女) |
出席率 | 正会員 出席 |
免除会員 出席 |
Make-up 会員 |
ビジター | ゲスト |
今回 | 24 (20/4) | 76.19 % | 12 | 2 | 2 | 0 | 1 |
前回補正後 | 24 (20/4) | 77.27 % | 13 | 3 | 1 | 0 | 0 |
前々回補正後 | 24 (20/4) | 86.96 % | 16 | 4 | 0 | 0 | 2 |
スマイルレポート
スマイル 11 件
ニコニコ
高嶋淳二 会長 | クォン君 ようこそ、楽しんでいって下さい。舟橋会員、卓話楽しみです。たっぷりお話頂いて構いません。みなさん期待してると思います。 |
浅井優子 会員 | ・クォン君、本日はようこそ。 ・舟橋会員、高嶋会員、本日の卓話 お願いいたします。 |
内倉和子 会員 | クォンさん、ようこそ、ごゆっくりしていって下さい。舟橋会員、高嶋会長、卓話楽しみにしています。 |
槍田祥一郎 会員 | クォンくん、ようこそいらっしゃいました。舟橋会員、高嶋会長、本日の卓話よろしくお願いします。 |
北原弘文 会員 | クォン君、こんにちは❕ 寒い日が続きますが、風邪ひかないで下さいね。 |
齋藤光宏 会員 | 權君こんにちは、ゆっくりなさって下さい。舟橋会員、「四つのテストの由来について」の卓話 楽しみです。よろしくお願いします。高嶋会長、「職業講話」よろしくお願いします。 |
下中英輝 会員 | 舟橋会員、高嶋会長、本日の卓話よろしくお願いします。クォン君 ようこそ! |
田中孝 会員 | 權 進根君、ラストスパート頑張って下さい。立派に花を咲かせて下さい。楽しみです。 |
露木健造 会員 | 前回欠席申し訳ございませんでした。今回も早退致します、重ねて申し訳ございません |
舟橋金之介 会員 | クォン ジングン君 ようこそ。楽しんでいって下さい。高嶋会長、本日の卓話 宜しくお願い致します。当方、前座つとめさせて頂きます。 |
武藤泰典 会員 | 舟橋会員、高嶋会長、本日の卓話よろしくお願いいたします。 |
ニガニガ
該当無し |
卓話
卓話者紹介
四つのテストの由来について
舟橋金之介 会員
1.序言
私(舟橋)は、今年度は、ロータリー財団委員長を務めております。
これまで、ロータリー財団についての話題として、10月19日にはロータリー財団セミナーの概要を私からお話しました。
11月16日には、11月がロータリー財団月間ということで、地区の鈴木愼二郎財団副委員長を当クラブにお招きして、卓話をしていただきました。
12月には、地区の補助金管理セミナーが開催されまして、当クラブの浅井会長エレクトに出席していただきその結果は当クラブに報告済みとなっております。
この他に、ロータリー財団関係の話題としては、鈴木地区財団副委員長からの卓話でもありました「寄付のお願い」についてと、「ポール・ハリス・ソサエティ」についてがありますので、まず、この2つについてお話させていただきたいと思います。
「寄付のお願い」
これは、皆様にお支払いいただいております年次基金が年に150ドル、ポリオに30ドル、その年度の会長さんや幹事さんが中心と思いますが、ベネファクターが1,000ドル、ということで、ぜひ寄付をお願いしたいということです。
今年度につきましては、レートが130、140と上がってきましたので、レートについて注意ということもお話されておりました。
「ポール・ハリス・ソサエティ」
毎年1,000ドル以上を、年次基金か、ポリオプラス基金か、財団が承認した補助金プロジェクトに寄付している方をポール・ハリス・ソサエティのメンバーと呼んでいます。当クラブからは、齊藤清紀会員と武藤会員、また加藤会員がなられています。
ポール・ハリス・ソサエティのメンバーは、地区全体で45~46名おられるようですが、そのうち3名が当クラブの会員であることは誇らしいことだと思います。
1万ドル以上の寄付をされた方はメジャードナーと呼ばれるそうです。齊藤清紀会員や武藤会員はしばらくするとなられるだろうと思います。
2.ロータリー財団の奨学金のプログラムについて
今ちょうど、ロータリー財団奨学金の面接の時期になっております。
ロータリー財団奨学金は、単に奨学金を援助するだけでなく、奨学生にロータリーを理解してもらい、卒業後もロータリーの活動に積極的に参加してもらう。これがロータリーの繁栄につながっていくという考えをもっています。
面接試験において、必ずといってよいほど出題されるのが「4つのテスト」です。
そこで「4つのテスト」についてお話したいと思います。
3.4つのテストの由来について
はじめに
今から90年前、世界大恐慌のさなか、一人のロータリアアンが窮地にあった会社を救うために考案した、4項目からなる簡明な倫理指針が4つのテストです。
この指針が表現していた内容や信条はまた、ほかの多くの人たちに対しても、倫理的羅針盤を提供することになりました。
やがて、国際ロータリーによって採用され、広く知れ渡ることになった4つのテストは、今日では、ロータリーの基本理念の一つになっています。
創案者ハーバートJテーラーの略歴
以前、私(舟橋)はノースウェスタン大学に留学したことがあるということを皆様にお話したことがございましたけれども、4つのテストの創案者であるテーラーが、苦学をしてノースウエスタン大学を卒業されているということを知り嬉しくなりました。
テーラーは、1893年に米国ミシガン州で生まれました。ノースウエスタン大学を卒業後、仕事の関係で渡仏しましたが、1925年にイリノイ州に戻り、シカゴのジュエル・ティー社に入社、トントン拍子に昇進し、シカゴロータリークラブの会員となりました。
ジュエル・ティー社の業務内容がどのようなものであったのか調べてみましたが分かりませんでした。ティーという文字があることからお茶を取り扱う会社ではないかと思います。
テーラーは、1932年、ジュエル・ティー社の次期社長候補でしたが、銀行から破産寸前状態にあったシカゴの調理器具メーカー、クラブ・アルミニウム社の再建を依頼されました。なぜ、破産寸前の会社の再建を依頼されるに至ったのか、そこに興味がわき調べてみましたがわかりませんでした。
クラブ・アルミニウム社は、債務超過の状態にあり、倒産の瀬戸際にありましたが、テーラーはこの難事業を引き受け、危機に瀕した同社に自らの運命を託しました。
彼は、ジュエル社を辞め、これまでの給与の8割減という収入でクラブ・アルミニウム社の社長に就任しました。
倫理的価値観の目安となる指針の作成
テーラーは、大不況の中で、低迷している会社を再生させるには、同業者にはない新しい理念を育成しなければならないと考えました。
信仰心の厚いテーラーは、神の啓示を求めて祈りをささげました。
社の倫理訓について構想をめぐらせたテーラーは、最初「社員の人格」「信頼性」「奉仕の心」という3つのキーワードを選びました。そして、およそ100語からなる文章をしたためましたが、これは長すぎると判断し、さらに推敲を重ね、それを7つの項目にまとめました。
しかしこれでも長いと考えた彼は、それを自問形式の4項目にまとめ上げ、それが今日の「4つのテスト」となりました。
それぞれ宗教上の立場が異なる4部門の部長に検討してもらったところ、4人の部長は、全員このテストが、自分たちの宗教上の教義に反しないばかりでなく、会社や個人の生活にも模範となる価値観を与えてくれると賛同しました。
4つのテストの指針と解釈
4つのテストは、倫理的誠実さを表す指針です。
まず、①真実かどうか(is it the TRUTH?)の解釈は、真実は不変であり時代を超越するものであるという前提にたち、「物事の原理・原則、根本原理に適っているか」「その事業や取引に嘘・偽りはないか?」という視点から理解するものです。
この「真実」という表現については、人の話には、本当70%:嘘30%くらいで、嘘も交じるので、「事実」という表現を使ったほうがよいという意見もあるようです。
次に、②みんなに公平か(is it FAIR to all concerned?)の解釈は、人々に対して、互いの関係を傷つけるよりも偏りなく対処すれば、関係向上に役立つというものです。all concerned は関係するすべての人・取引先を意味します。「公平」より「公正」の方が表現として適切ではないかという意見もあり、「すべての取引先に対して公正か」という視点から理解するものです。
次に、③好意と友情を深めるか(Will it build GOOD WILL and BETTER FRIENDSHIP?)の解釈は、人は他者と協力して生きていく存在であり、愛情を示すことは生来備わっている本能であることから、「商取引が店の信用を高めると同時に、よりよい人間関係を築き上げ、取引先を増やすかどうか」という視点から理解するものです。
最後に、④みんなのためになるかどうか(Will it be BENEFICIAL to all concerned?)の解釈は、食うか食われるかを原則とする無慈悲な競争を排除し、建設的で創造的な競争を導入するという理念から、「すべての取引先が適正な利潤を得るかどうか」という視点から理解するものです。
普段、我々が使っている4つのテストは、これらの解釈から使われるものであるということをご紹介したくお話をさせていただきました。
指針に基づく活動と成果
この4つのテストは簡単な言葉ですが、クラブ・アルミニウム社の苦難な時期を支える基盤となり、テーラーの再建は大成功を収めています。
会社の広告は、このテストに照らし合わせて検討し、最上とか極上などの表現を避け、製品の実際の姿を端的に述べる形に変わりました。ライバル社への非難、悪口は、広告や販売促進パンフレットから姿を消しました。事実に基づいた広報を徹底して行ったようです。
従業員は4つのテストを暗記するように求められ、仕事のあらゆる面における指針としたようです。
その結果、信頼と行為の雰囲気が、取引先や顧客や従業員の中にも育まれ、会社の業績が次第に好転してきました。
5年後の1937年までに40万ドルの負債は、利子と共に完済され、その後15年間で、会社は株主に対して100万ドル以上の配当を行い、その資産は200万ドル以上にもなったとのことです。
こういった倫理的な指針というのは個人的に重要なものであると思っています。私が会社員をしていた頃、会社の基本理念がございました。愛と正義の人道主義、科学的合理性、社会国家への奉仕という3つの項目がありました。
ところがこの会社に、儲かればいいという主義の社長が就任し、この基本理念をなくしてしまいました。その結果5年後に会社は潰れてしまいました。
指針というものは、仕事においても生活においても非常に重要であるということを感じています。
4つのテストが役立った事例
「ロータリーの友」の記事によりますと、日本のあるクラブの話ですが、にわか雨に降られてしまった通勤客たちに傘を貸し出すプロジェクトが企画されたとのこと。しかし、通勤客が借りた傘を返してくれるかどうかが不安でした。そこで、ある会員が、傘の内側に4つのテストを印刷することを提案しました。
数カ月後、傘は数多くの人たちに利用され、すべて返却されたということです。
このことは、4つのテストが一般の人に対しても倫理的な誠実さを導く普遍的な力があることを示しています。
4つのテストは、不確実性に満ちたこの世の中で、未来願望を与えてくれる指針といえます。
4つのテストに関するお話は以上です。
4.奈良への旅行について
3日前まで、土・日・月と奈良に行ってまいりました。
奈良ホテルに宿泊したのですが、アインシュタインが宿泊した際に演奏したピアノが展示されていました。
春日山から少し離れた圓成寺(えんじょうじ)では、庭園が、池を中心に広がっているのですが、写真のとおり凍っておりました。
春日大社では、閉門したあと、御本社の回廊の釣灯籠にろうそくを灯す特別な経験をさせていただきましたので、写真とともにご紹介をいたしました。
時間がまいりましたので以上といたします。
職業講話
高嶋淳二 会員
Photo gallery
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