ご無沙汰して申し訳ありません。
今回はロータリークラブについてではなく、メーリングリストについて、少々解説させていただきます。
最近はどのような団体や集まりでも、メーリングリストを使用しているところが多いと思います。
横浜緑RCでも会員間の連絡のために「メーリングリスト」を使用しています。
最近の「メーリングリスト」は、添付ファイルの容量を減少させ制限する傾向にあります。
それは何故でしょうか?少し考えてみましょう。
インターネット上での情報伝達手段はいろいろあると思いますが、大きく分けると、「インターネット掲示板やホームページ」等の見てもらう方法と、「メーリングリストやメールニュース」のような送る・流す方法です。
「見てもらう方法」は受動的で、「送る・流す方法」は能動的なものです。
それぞれのメリット・デメリットを考えます。
まず、「掲示板・ホームページ」等の見てもらう受動的な方法は、
メリット
- 写真等を利用し、デザインもある程度は自由に出来、アピールすることが出来る。
- 情報の更新が容易
デメリット
- 見てもらわないことには始まらないし、伝わらない。
- 簡単に更新できるツールや方法がないと、更新がままならない。
対して、能動的な「メーリングリストやメールニュース」は、
メリット
- 見てもらいたい人に情報を伝達できる。
- 誰でもが情報発信可能であり、また速報性がある。
デメリット
- 受取る側には関係無いものでも送信され、メンバーから外れない限り拒否出来ない。
- 写真等添付ファイルの容量が大きい場合、送受信に時間がかかる上、メールサーバーに負荷をかけてしまう。
他にも幾つかありますがここでは割愛させていただき、大雑把には上記のようなことがいえると思います。
メーリングリストで特に問題なのは、添付ファイルです。
友人とどこかに出掛けたり、何かイベントが有った時には、デジカメで写真を撮りたくなります。
撮った写真は記念として友人たちに送ってあげたいですよね。
そこが問題なのです。
最近のデジカメは解像度がどんどん上がり、非常に綺麗な写真をデータとして残しておくことが可能です。
記念の写真ならより高解像度で残したいのは人情です。
しかし、その際に写真1枚のデータ容量って考えたことがありますか?
高解像で撮った写真は多いときには、2Mb、3Mbさらにはそれ以上ということがあります。
そんな写真を3枚とか5枚とか添付ファイルで送信したらどうなるでしょうか。
皆さんは御自分の契約しているプロバイダのメールサーバー上で、1アカウントにつきどれくらいの容量が設定されている かご存知ですか?
無制限というところもありますが、制限を設けているところでは、メールサーバーの上限容量を超えてしまった場合にはそ れ以上のメールを受信することが出来なくなってしまいます。
また、プロバイダのメールサーバーには物理的な容量の上限がありますので、あまり負荷がかかってしまうとそのプロバイ ダ利用者全体が迷惑を受けることになります。
以上のような理由で、プロバイダ利用者に迷惑をかけないように、負荷があまりかからないように、メーリングリストの添付 ファイルは制限されつつあるのです。
メーリングリストでは、容量が大きすぎて送信出来なかった場合に、送信者にエラーを返すものと、管理者にエラー情報を 送るものとがありますので、自分が送信したメールが届いているかどうかはきちんと調べなければなりません。
あと、基本的なことですが、メーリングリストで送られてきたメールに対して返信する場合は、返信先のメールアドレスを確 認するようにしましょう。
返信メールが、送信者に送られるのではなく、そのままメーリングリストに送信されることになってるかもしれませんよ。